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卒論でアンケートを実施する理由とアンケート方法 とは?

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卒論でアンケートを実施する目的、理由

大学生の方々で、特に心理学や社会学を専攻している学生においては、アンケート調査を念頭に卒論制作を考えている方も多いのではないのでしょうか。中にはアンケート調査のやり方がそもそも分からないという方もいるかと思います。今回は学部や専攻に限らず、卒論などでアンケート調査を検討している方々にとってためになるような内容を紹介していきます。

はじめに基本的な部分である、卒論でアンケート調査を行う目的と理由について解説します。

卒論アンケート_画像

まず卒論は、これまで学んできた分野の中でテーマを決め、そのテーマについて問いかけをし、論証することを目的としています。そしてその論証に至るまでの研究過程においてアンケートを用いる場合があり、特に世論などを調べるための情状収集の手段として活用されます。

アンケートでは一人だけでなく複数の人に対し同じ質問を投げかけることで、比較材料として新しい情報を収集することができます。卒論の内容によってはそのアンケート結果がテーマを論証する重要な材料となり得ます。

しかし、アンケートをする目的や理由が明確になっていない状態でアンケート調査を実施しても何の意味もありません。論文や卒論といういわゆる「研究」という分野においては、今までに存在しなかったユニークで新しい研究結果というものが求められます。そこでアンケートは実施対象や人数、時期などによって調査結果が変わることから、言ってしまえばアンケート調査をすること自体が「ユニーク」な要素になり得るのです。学生さんの中にはそれを甘くみて「とりあえずアンケートをしておけば卒論は楽勝」と思い込んでいる人がいます。それではアンケート調査そのものが目的になってしまい、肝心のテーマから遠ざかってしまいます。重要なのはどうして自分の卒論にはアンケート調査が必要なのかを理解しておくこと、そして筋道立てて必要な情報を入手していくことです。

活用場面

アンケートの活用場面の例をあげると、例えば心理学専攻の学生さんが「女性における結婚の幸福度」をテーマにアンケートを利用して論文を作成するとします。アンケートには対象の年齢や性別、仕事に打ち込めているかどうかなどの踏み込んだ質問を設置します。これらのアンケート結果は論証をしていく上で重要な説明要素となり、またユニークなポイントともなり得ます。そしてこの時重要なのは、アンケート内容が対象にとって分かりやすい、また答えやすい内容になっているかどうかです。一般人には馴染みのない難しい専門用語を多用してしまうと、対象も回答に困ってしまい正しいアンケート結果が得られない可能性が出てきます。

アンケートを実施する方法

街頭調査を行う

これは外に出向き、通行人に対し街頭アンケートを行う方法です。地域や時間帯にもよりますが、学内などで行うよりも年齢や性別などに偏りがなく、多種多様な意見を取り入れるという点では街頭アンケートも手かもしれません。しかし赤の他人に話しかけなければいけないという点で、拒否されたり嫌がられたりするといった可能性も視野に入れた上で、覚悟を持って挑む必要があります。また時間と手間がかかる点から、ほとんどの場合効率的であるとは言い切れません。

団体に依頼する

地域の老人の集会や自分の母校などの団体にお願いしてアンケートを実施する方法です。大体は礼儀正しく誠実にお願いすれば協力してくれる場合が多い方法です。しかし、街頭アンケートなどの方法に比べてアンケート対象の年齢や傾向に偏りが出やすい点から、アンケートの内容によっては正しい調査結果が得られない場合もあります。

調査会社に依頼する

一番おすすめの方法が、マーケティングリサーチ会社などの調査会社に依頼する方法です。調査会社の中には卒論などを目的とした利用者に対して学割を設けているところもあり、学生が手探りでアンケート対象を選ぶより確実な方法でアンケート調査を代行してくれます。無償ではないものの、学術調査として本格的な調査を行ってくれるため、卒論の精度を少しでも上げたいという学生さんにとってはおすすめの方法です。

また、調査会社に依頼することでネットリサーチを利用することが可能になります。自分で市場調査を行おうとした場合、街頭調査や協力団体を募りアンケートを実施することになりますが、これらの場合のほとんどが紙媒体での集計になります。紙での集計は調査結果を収集するのにも多くの労力と時間がかかります。その一方でネットリサーチであればweb上での回収が可能なため、効率よくスピーディーに集計を行えます。

ネットリサーチを調査会社に依頼する際は「セルフ型」と「サポート型」二種類のアンケート手法があります。アンケートを実施する際、「調査票の作成」「モニターの選定」「調査・集計」「分析」の4つの工程があります。この工程を担ってくれるのがマーケティングリサーチ会社になります。しかし、学術調査のように利用目的が明確で、調査の全体構造を自身で練ることが可能な場合は、4つ全ての工程を調査会社に依頼せずに自分自身である程度完結することが出来ます。

ネットリサーチのセルフ型・サポート型

「セルフ型」のネットリサーチが実施できる調査会社では、調査票の作成や分析など自身で設定できる範囲を選択することが出来ます。そのため、調査会社に依頼した際の料金を大幅に引き下げることが可能です。Googleフォームのように完全無料でアンケート調査を利用することが出来るサイトもありますが、モニター自身で選出しなければならないため、調査結果に偏りが出てしまうことや、サンプル数が十分に確保できないケースもあります。高品質な調査結果を得るためにも、調査会社に連絡するのが良いでしょう。

「サポート型」のネットリサーチでは調査に必要なすべての工程を調査会社に託することが可能になるので、複雑な調査を実施予定の方や、調査の全体の構成からじっくり相談して検討したい方はサポート型の調査がおススメとなります。

事例・料金

先ほど述べたアンケートの実施方法の中で料金が発生するとなると、3つ目の調査会社に依頼する場合が大多数かと思います。

調査会社に依頼する場合のアンケートはほとんどがインターネット上での調査になりますが、通常10万円するプランが学割適用後だと6万円代まで値引きされるケースもあり、アンケートの実施内容によってはさらに低額で利用できるケースもあります。

まとめ

卒論におけるアンケート利用目的や方法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。どんな卒論でアンケートを実施する必要があるのか、またどの調査方法が自分の卒論のテーマに適しているのかを掴んでいただけたかと思います。卒論でアンケート調査を考えている学生にとって、この記事が何かのヒントになれば幸いです。

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