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定量調査とは?用途やメリット・デメリットを解説

マーケティングリサーチ手法は、「定量調査」と「定性調査」の2種類があり、目的によってどちらかを選択します。(※場合によっては、2つを組み合わせることもあります。)

そのため、マーケティング課題解決の最適解を得るためには、それぞれの調査について正しい知識を得ることが重要です。

今回は

  • ・定量調査の特徴
  • ・定量査の種類
  • ・定量調査のメリット・デメリット
について、解説します。

※定性調査については、こちらをご覧ください。

定量調査の特徴

定量調査は、ユーザーが「はい/いいえ」や「10段階評価」「〇×評価」など、数値として計測できる方法で回答を集計し、グラフや図に表し分析する調査です。

回答方法が明快なために一度に多くのサンプル数を得やすく、統計的な調査が可能と言えます。それらの回答は数値として計測できるため、過去データとの比較やクロス集計など、分析に様々なバリエーションを持たせることができ、最終的に図やグラフなどで表すことにより見る者に信頼と納得を与えることが出来る調査と言えます。

なお、インターネット調査が普及して以降は定量調査による調査案件が非常に増加しており、それに乗じて低価格小規模で調査を行う会社も増えてきました。インターネット調査 のサービスを提供する調査会社も増え、大量の会員を保有する企業が参入をしています。

インターネット調査について、詳しくはこちらをご覧ください。
「ネットリサーチ」とは?メリットや活用方法を徹底解説!

以上のことから、世代・性別・年齢・地域において幅広い範囲から均等なパネルを極力多く必要な調査などは定量調査に適しており、典型例としては、国政調査や世論調査、店舗の顧客満足度調査などが挙げられます。

加えて、定量調査は数値による情報がベースなので、それらの情報を一般化し全体像を把握することに適しています。しかし、定性調査 のように回答の背景を知ることはできません。
そのため、ユーザーに「はい/いいえ」などで回答させるためには、ユーザーの思考を予測し仮説を立て設問を作成する必要があります。

定性調査と定量調査では知りたい情報、つまり「調査の目的」が明確に違いますので、調査時に選び誤らないように気を付けなければいけません。また、場合によっては定量調査と定性調査を組み合わせて調査をすることもあります。

次項より、定量調査の主な種類を紹介しながら、定性調査が必要になる場合についても解説していきます。

定量調査の種類

定量調査の種類には主に以下が挙げられますが、調査方法によっては定性調査と組み合わせて行う場合も多くあります。

ネットリサーチ

調査対象者(回答者)にインターネットを通して「アンケートサイト」にアクセスしてもらい、Web上で回答してもらう調査手法です。従来の調査手法である「電話調査」や「郵送調査」「訪問調査」等と比べると、低コスト、短時間で多くのデータを収集できることから、定量調査において用いられることが増えています。

ネットリサーチについて、詳しくはこちらをご覧ください。
「ネットリサーチ」とは?メリットや活用方法を徹底解説!

会場調査(CLT)

調査対象者を指定の会場へ集めて、自社の商品を試してもらい、アンケートやインタビューでその感想を聞き出す調査です。アンケートの問いに対する回答に「曖昧さがある」「意図が見えない」等が見受けられる場合は、スタッフがその場で回答者に内容を深堀できるので、定量と定性を併用する調査の一つと言えます。

会場調査について、詳しくはこちらをご覧ください。
会場調査とは?メリットとデメリットを解説

ホームユーステスト(HUT)

新商品や改良品を調査対象者の自宅に送付し、一定期間利用、あるいは、試飲・試食してもらい、その感想や評価を取得する調査手法です。栄養機能食品、スキンケア用品、ヘアケア用品、美容機器など、一定期間使わないと効果を実感できないような商品が対象となります。
この調査も定量と定性を使い分けるものです。例えば、定性調査を活用し商品試用の経過も併せて計測すれば、家庭でどのようなタイミングに商品を使うかなど、ユーザーの新たなニーズ発掘に役立つ調査が出来ます。

ホームユーステストについて、詳しくはこちらをご覧ください。
ホームユーステスト(HUT)とは?メリットとデメリットを解説

街頭調査

調査員が街頭に出てモニターを選別し、路上でアンケートやインタビューを行う調査を指します。調査員が容易に質問でき、モニターがその場で回答できるような、相対的に単純で明快な調査に用いられることが多い調査手法なので、定量調査として行われる場合が多いと言えます。

街頭調査について、詳しくはこちらをご覧ください。
街頭調査とは?実際にかかる費用や時間を解説

来店者(来場者)調査

イベントや展示場、商業ビル、空港、駅など、ある場所に来場した人々の全体に行う調査です。その場所自体や、その場所で行われている物事への評価をはじめ、来場目的、その場所で実際にした事、購入した物、全体の満足度、今後開催してほしいイベント等…、来場者からの意見を定量的に集め、次回施策の根拠として活用します。

郵送調査

調査票を調査対象者に郵送し、回答記入して返送してもらう形式のアンケート調査です。インターネットの普及率が比較的低い高齢層を含め、幅広い属性の人からデータを集めることができます。

電話/FAX調査

調査員が直接電話をかけたりFAXを送信したりすることで、即座に回答を得られるインタビュー形式の調査方法です。場所や年齢などの属性を選ばず広範囲な調査が出来る方法とされていましたが、インターネット調査が可能となった現代においては、高齢者を対象とした調査に用いられるなど、その形は変容してきています。

定量調査と定性調査の認識においてありがちな誤解

これまでの解説から、定量調査と定性調査に対して生じやすい誤解があります。それは、「文字で回答を得るアンケート調査は一様に定量調査だ」、「会話から回答を得るインタビュー調査は一様に定性調査だ」と、一様に決めつけてしまうことです。

定量調査と定性調査の使い分けに厳密な線引きはなく、あるのは「知りたい情報(=調査の目的)」の違いのみです。上記の各調査方法においても解説した通り、調査の目的によっては定性調査と定量調査を併用しながら、企業の課題解決に必要な情報を聞き出していきます。

定量調査で得た回答は、全体像や方向性を把握しやすく数値として可視化することができるので、クライアントに提出する資料などにおいても、信頼性を高める重要なエビデンスにもなり得ます。

調査会社では、調査方法のバリエーションと知識、調査票作成のスキルなどを豊富に持ち合わせています。特に、調査方法を誤ると信頼性のある調査結果を得られないうえに、余計なコストがかかる場合もありますので、専門家の知識とスキルをぜひ活用しましょう。

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定量調査のメリット

これまでの解説から、定性調査を用いるメリットとして、以下の3つが挙げられます。

① 回答方法が単純なため、多くのサンプル数を得やすい。
② 数値で計測・集計できるため、全体像の把握に役立つ。
③ 数字やグラフ・表でアウトプットできるため、データとして他人への説得力が増す。

定量調査のデメリット

また、メリットの反対に、以下のデメリットも存在します。

① 設問の設計や設問文によって、得られる回答の信ぴょう性が異なる。
② 数字の分析スキルがなければ、課題におけるそのデータの重要度が分からず、せっかくのデータも課題解決に役立たせることが出来ない。

まとめ:数値的な根拠と方向性を把握するために、定量調査を活用しよう

定量調査を用いることで、企業のマーケティング課題解決における戦略の方向性やクライアントに提示する数値的なデータを得ることができます。しかし、得たデータを有効に活用するためには、集計や分析のスキルが必須となります。 定量調査の適切な用い方や、各調査方法の知識・スキルは、プロの調査会社が豊富に持っています。また、モニターも多数保有しており、細かいセグメントがデータベース化し管理されています。
調査会社によって得意な調査や、他にないサービスなどもありますので、複数の会社を比較してみるのがおすすめです。価格帯を見るためにも、一度見積もりを出してみてはいかがでしょうか。

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